初乗り体験記

納車当日、さっそく走ってきました。
昼過ぎからの雨の中、鈴鹿峠と関が原を回る一般道オンリーの200マイル。この間、無給油でした。
とりあえず、200マイル走って感じたことを。

長所

短所

その他

総評

正直なところ、他のバイクと比べて飛び抜けて優れている部分はありません。個々の部分を比較していくと、それより優れたバイクはいくらでもあります。動力性能・運動性能は最新の600ccクラスのスポーツバイクにも劣り、快適性ではより大型のグランドツアラーには絶対に勝てません。でも、学校の成績に例えるなら全教科で確実に85点を取れる優等生バイクであるのは間違いありません。
BMWのバイクはよく「どこまでも行けるバイク」と表現されることがありますが、初乗りにしてそれを実感しました。雨の中を昼過ぎに出発して夕方には戻るつもりが、気が付けば夜の11時過ぎまで走り続けていました。その日のうちに戻ってきた理由は、翌日の朝から外せない用事があるので睡眠時間を確保したかった、ただそれだけのことです。もしスケジュールと予算の制限がなければ、本当に疲れて眠りたくなるまで果てしなく走り続けてしまうのではないかと思います。
今回の初乗りでは14時過ぎに出発し、およそ1時間ほど渋滞にはまり、前を行く車のペースで一般道ばかりを23時過ぎまで走って200マイルです。出発時間をもっと早くして渋滞を避けるコースを取れば、1日500マイル程度までなら余裕で走れるのではないでしょうか。高速道路は未体験ですが、この分では例えば10時間走ると決めたら10時間できっちり1000キロ走ってくれるでしょう。
土曜日の朝からパニアにテントを放り込み、一般道をひたすら走り続けて眠たくなったところでテントを出して眠る。翌朝は高速道路で一気に戻り、月曜日に備えて十分な休養を取る。多分、こんな走り方が一番似合っているバイクじゃないのかな、と思います。

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