只今34,500マイル

2004/1/6

今日の時点でRSの積算計は34,500マイルを少し超えています。購入時に15,500マイルだったので、自分で約19,000マイル≒30,000km走ったことになります。乗り出しのマイナートラブルや、ABSが壊れたりミッションとクラッチをオーバーホールしたりといった大トラブルを乗り越えての30,000km。ちょっとした感慨があります。
これだけの走行距離を重ねて感心することは、乗り味が全く変わらないことです。厳密にいえば、ミッションをバラした後でエンジン音が感動的なほど静かになったことや、プラグをイリジウムパワーに入れ替えて始動・低速走行が楽になったという違いがありますが、少なくとも最初より悪くなった点はありません。よくよく考えると、これはすごいことだと思います。

以前、国産の600ccに乗っていて走行距離7万kmの頃に「ミッションのオーバーホールをしたい」とショップに相談したら「新車買え」と断られたことがあります。理由を聞いて、なるほどなぁとあきらめたものです。いわく、ミッションをバラすためにはまずカウルを外し、ガソリンタンクやラジエターを外し、エンジンを車体から下ろしてからシリンダーヘッド、シリンダー、ピストンを外して、最後にクランクケースを割るという大変な労力がいる。要は割に合わないと。
ところがBMWのボクサーエンジンときたら、ミッションケースだけ取り外して分解整備できる構造になっている。昨年11月にバラした時も、シリンダーやクランクケースには全く手が入っていません。この整備性のよさが、BMWを長く乗りつづけられる大きな要因であることを、今になってようやく実感できます。もっとも自分でバラしたわけではありませんが。

買ったときには「どうせ古い機体だから2年で終わり」と思ってディーラーさんともそんな話をしていたのですが、この調子だと乗り換えは当分先のことになりそうです。はたしてこの先、走行距離がどこまで伸びるのか、自分でも楽しみです。

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