トラブル報告(2)

ABSユニット移植始末記

初めての大物トラブルです。

8月23日(土)

朝、ディーラー(バイク屋)にオイル交換に向かう途中のコンビニに立ち寄りました。飲み物を1本買って飲んで、さてエンジン再始動。イグニッションスイッチをONに入れた途端、何かがおかしい。いつもなら上下同時に点滅するABSの警告灯が、まだエンジンをかける前なのに交互点滅=エラー表示してるではありませんか。あれぇ? どうしてぇ? 何度やり直しても現象は変わらず。
この時はオイル交換ついでにコンピュータをリセットしてもらい、事なきを得ました。

8月29日(金)

自宅駐車場でエンジンをかけてアイドリングしていました。その間にヘルメットを被り、グローブをはめて...と思ったらエンジンが止まってしまいました。あれぇ? どうしてぇ? そしておもむろにイグニッションスイッチを入れなおすと、ABS警告灯がまたもや交互点滅をはじめました。あれぇ? どうしてぇ?
チョイとツーリングに行くつもりだったのですが、慌ててその足でディーラーに向かいました。前回も今回も、コンピュータには「電源電圧異常」というエラーコードが記録されていたそうですが、バッテリーは納車時に新品に交換済み、電圧も異常なし。
特に理由もなく再発してしまったので、ABSユニット本体に不具合がある可能性がある。ということで、原因究明のため一旦車両預かりとなり、その日はバスと電車で帰りました。

8月31日(日)

ディーラーから連絡がありました。ABSユニット本体に不具合あり。新品のパーツ代だけで三十ン万円、工賃含むと四十万円近くなるという話を聞き、さすがに頭が一瞬空白になりました。ついに悪夢は現実となりました。
とりあえず中古部品を探してみるが、それでも半額で収まるかは微妙なところだそうです。中古品があることに一縷の望みを託して待つことにしました。

9月2日(火)

ディーラーから、中古品があったという連絡が来ました。中古品、とはいえABSユニットがゴロンと転がっているわけではなく、れっきとした中古車からの移植作業になるそうな。つまり結構な手間と時間がかかるということ。それでも新品を買うよりは圧倒的に安上がり。ここは我慢のしどころです。ひたすら待つしかありません。

9月7日(日)

ディーラーから連絡がありました。移植作業を開始したところ、リアブレーキのマスターシリンダーのダイアフラムというゴム部品が古すぎて、交換=追加発注しなければならないそうな。その他にもいくつか同様に古すぎて再使用できないものがあるとのこと。また今週はディーラーの連休もあって、作業完了は早くて週末ギリギリになるとか。
予定ではスタンプラリーの最終ゴールが控えているのですが、間に合うかどうか微妙な情勢になってきました。鈴鹿サーキットの入場チケットをまだ買ってないのがせめてもの救いでした。

9月12日(金)

やっと「修理完了」の連絡がきました。修理代はおよそ14万円弱。思ったより安く済んでほっとしました。
明日の朝、ディーラーまで取りに行くことにしました。週末のスタンプラリー最終ゴール(於 鈴鹿サーキット)に何とか間に合ったみたいです。明日は雨みたいなので、ABSのテストもできるというものです。また壊れたりして...

9月13日(土)

朝、車両受け取りに行ってきました。故障原因を詳しく調べてもらった結果は、リヤABSプランジャーテスト値 許容範囲外というもので、ユニット交換の他に方法はなかったそうです。その中古品ABSユニット本体は今回10万円ポッキリ。新品の1/3弱です。当然のことながら保証は付きませんが、今回はとにかく安く上げてもらった事に感謝です。とりあえず冬のボーナスまで持ってくれたらいいや。そしたら今度こそ新品を入れてやる。
早速、100キロ少々走ってきましたが、特に問題なし。これにて一件落着です。



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