インプレッション5

2006/7/16

インプレッション5

おそらく日本で唯一の、R100RTの現在進行形インプレッションをお届けします。(^_^;)

やっぱり遅い

高速通勤することが多いのですが、朝、「もう少し速ければなぁ」とよく思います。もちろん、常識的な速度域の話ではありません。
最高速は速度計目盛り最大値の約82%、実測ではさらに-10km/h落ち(GPSログによる)になりますが、どうしても以前乗っていた高速車と比較してイライラします。その速度域を多用すると燃費がリッター当たり13km程度まで悪化するのも、フラストレーション増加に拍車をかけます。
もう少し早起きすれば解決する問題なのですが。

やっぱり熱い

買う前にさんざん「夏は熱いよ」と脅されていましたが、それを今まさに体感している最中です。
足元にはストーブ、上半身は盾で覆われているので空気が淀んでいる。まるでサウナにいるようです。盾のようなスクリーンを下げれば肩口あたりに少しは風が当たりますが、ジャケットの肩パッドのせいで効果がありません。
それでも猫(YZF600R)と比べれば、フレームとタンクが焼けるほど熱くなることはないので低温火傷の心配はしなくてもよさそうです。
疲れにくいため休憩回数が少なくなりがちなバイクなので、夏は意識的に休憩を入れて水分を摂取して、脱水症状を予防する必要がありそうです。

やっぱり古い

5月の連休中、山の中で色々遊んでいましたが、ステアリングヘッド廻りがガタガタになってしまいました。
元々、現代の水準で見ると思わず「何じゃこれは?」と声が出そうな貧弱なフロント廻りなのですが、トップブリッジとフロントフォークを固定する40mm近い大サイズのナット3本が3本とも緩んだのは想定外でした。
このナット、あまりに大きなサイズなので普通の工具では手が出せません。最初はウォーターパイププライヤで、そのうち何軒かのホームセンターを巡って見つけた少々変わったモンキーレンチで何とかごまかしながら乗っていましたが、結局、ベアリング打ち換えを含む大修理を行う破目になりました。
所詮は旧車です。労わりながら乗らなければならないのでしょう。

これからどう付き合うか?

「走り」の面ではR100RTと自分は全く性格不一致ということがよくわかりました。足の怪我が回復するにつれて、溝は深まるばかりです。
かといって最新の1200シリーズへの乗り換えは考えられません。R1200RTが割と近い線にありますが、時には林道も走る自分の使い方には合わないと思います。R1200STが消えて「RS」の車名が復活すれば、少しは考えるかもしれません。
むしろR1100RSに戻る可能性の方が高いです。R1100RSにササキスポーツクラブ(三重県のディーラーさん)が販売しているハンドルセットバックキットを装着すれば、ハンドル位置が多少RTに近づきます。しかしさすがに1100系はタマ数が少なくなってきました。

とはいえOHVエンジンの「マッタリ感」は、何物にも替えがたい魅力です。通勤、とくに帰り道での「癒し性能」において、このエンジンを超えるものはそうそうないと思います。少なくとも国産4発では絶対に味わえません。
もう少し経済的に余裕が出来たら、以前のように2台持つのが正解なんでしょうね。猫とR1100RSのように、どちらかに全く乗らなくなってしまう関係になってしまう気もしますが、その時はその時ということで。


【BMWの小部屋(2)へ↑】