シート

先日あれこれ部品を交換しましたが、残っていた最後の大物がこれでした。

購入当初から付いていたシートは、ノーマルシートをアンコ抜きしたものでした。これとは別に「ローシート」というオプションパーツがありますが、それを装着するとシート下の小物入れが使えなくなります。

距離を重ねるにつれ、シートの低さによる股関節への負担や、ハンドルにぶら下がるようなライディングポジションの不自然さが徐々に気になっていました。それらは脚力の回復につれて、我慢ならないものとなっていました。

交換結果は「大満足」のひとことです。少々の足付きの悪さは、右足でセンタースタンドを立てられるまでに脚力が回復した今となっては些細な問題にすぎません。それよりも一日中走っていて股関節に痛みが全くないことの方が大事でした。

ライディングポジションも、これまではハンドルに下からぶら下がるような不自然さがあり、コーナリング時の操作性があまり良くなかったのですが、交換後はハンドルをやや上から抑えることができ、通常のコーナリングのみならず微速時やＵターン時の操作性が格段に向上しました。

視点も数センチ上昇して、スクリーンを一杯に立てた状態でさえ、その上から前方が見渡せるようになりました。これは夜間や雨天時の安全性向上に大きく貢献してくれます。

下の２枚は交換前後の対比です。左が交換前、右が現在です。高さ・形状の違いがおわかりいただけるかと思います。クリックすると大きな画像が表示されます。

シートをノーマル(＝ハイシート)に戻す決断をするにあたって大きくモノをいったのは、やはり改造サイドスタンドの存在でした。ルフトマイスターという外国メーカー製とのことですが、残念ながら現在は絶版になっているそうです。