トラブル報告３・スピードメーター故障

先月の末ごろのこと。なんとなく走っているとスピードメーターの針が動いていないことに気が付きました。以前、R1100RSでもあったワイヤー切れだと思い、ディーラーに部品を注文するために引き返し始めました。

しばらくして別のことに気が付きました。距離計が動いている。ということは．．．

ディーラーで調べてもらった結果は、最も恐れていたスピードメーター本体の故障でした。部品代だけで２万８千円、工賃が１万円もかかると聞いて泣きそうになりましたが、メーター無しで走るわけにもいかないので注文を入れました。

修理が終わったあと、記念にメーターユニットを貰ってきました。直径はおよそ日本酒の４合瓶程度、奥行きもそれぐらいあります。今の時代では考えられない大きなメーターです。

正面から見ると、表示盤の下部に小さく "W-GERMANY" の文字が見えます。そう、西ドイツ製です。このバイクが世に出た1993年当時、すでに使われなくなっていた国名です。こんなところにも時代を感じます。

下は新品のメーターです。"W-GERMANY"の文字は残念ながら消えています。

ちなみに新品メーターは距離計が99988kmぐらいのおかしな値を指していました。これは「ゼロから始めたい」というオーナーの気持ちに応えるためだとか。どうも独逸人の考えることはよくわかりません。