撮り溜めた月写真をテキトウに晒すテスト。
画像編集手順は次の通り。
ザラザラしている撮って出しの画像を重ね合わせてノイズを除去する方法が天体撮影(惑星とか星雲とか)では 常識的なことらしい。それを月に応用してみた次第である。
しかし距離38万キロという超望遠の世界だから、一番の問題はノイズではなく大気の揺らぎである。 位置ずれがほとんどない画像を重ねるとノイズだけが小さくなっていくのだが、揺らいでる画像を 重ねると輪郭がぼやけてくるのである。少し前までは手作業で重ね合わせをおこなっていたのだが、 割と最近になって使えそうなフリーソフトを見つけて編集時間を大幅に短縮することができるようになった。
画像上での月直径がおよそ 2400 pixel、実際の月直径が 3474 km だから、画像上の 1 pixel はおよそ 1.4 ~ 1.5km に相当する。 つまり直径数キロ程度の微小なクレーターや模様はこのカメラでは認識できない。妙に滑らかに見える理由はこれである。 もっと細かく月の表面を観察するためには口径20センチ級の反射望遠鏡が必要になるらしい。
クリックすると原寸(2800×2800)を表示する。
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