カスタムについて

2002/09/17

バイクをカスタマイズするとはどういうことだろう?

時々、あちこちのバイク関係BBSを覗いてみたりすると、マフラーだとかステップだとかハンドルだとかレバーだとかetc、etc...とまぁなんとにぎやかなことか。猫の場合、国内では超マイナーなのでマフラーが関の山。それでもバンス&ハインズとかレオビンチだとか、最近少しずつ銘柄が増えてきているように見受けられる。元々、欧米ではありふれた中型バイクだから、最近になってパーツの輸入量が少しずつ増えてきたというのが正解だろう。
ところが僕は、自分のバイクに関してそのようなことにはまるで興味が湧かない。
僕にとってのバイクとは、まさに「足」である。丈夫で長持ちして欲しいし、経済的であって欲しい。エンジンをかけただけで近所中から睨まれたくもない。ちょっと飛ばすたびにプラグの焼け具合を心配したくもない。一日1000キロに迫る長距離連続走行や覆面パトカーを振り切ることもできそうな超高速走行をこなす一方で、日ごろの通勤や買い物もソツなくこなせなければならない。そういった観点から見ると、「マフラーを社外品に換装する」という行為はまさに「百害あって一利なし」という結論になる。でもド・ノーマルで乗りつづけているのか?といわれると、そうでもない。

三中里予的改猫

それでは自分的に「カスタム」だと思っていることを書き連ねてみることにする。とはいっても僕にとってカスタムというのは、「純正部品以外の投資行為全般」であり、一般的に言われるカスタムとは少し趣が異なることをご了承願いたい。

1.スパークプラグ:デンソーのイリジウムパワー

燃費&パワー対策部品。ノーマルのプラグに比べて明らかに低速トルクが太り、高回転域でもよく伸びる。
欠点は、一旦これを装着すると使い続けなければならなくなるにもかかわらず、寿命が若干短いこと。まるでいけないクスリのよう。

2.ドライブチェーン:ダイドーのG−BRIGHT

燃費対策部品。ノーマルチェーンに比べて段違いにフリクションと伸びが少ない。注油さえ適切に行えば、数万キロは平気で持つ。むしろ、純正のスチール製スプロケットの方が先に痩せてしまうため、やむなく交換することになる。

3.リアサスペンション:オーリンズ

疲労低減対策部品。もうノーマルサスには戻れない、と思える絶妙な衝撃吸収性を誇る。さすがに高いだけのことはある。
欠点はリアサスだけ交換するとフロントとのバランスが崩れ、フロント側もいいオイルを入れるなどの対策が必要になること。本当はフロントフォークのスプリングもオーリンズに交換したいところ。

4.リアウィンカー:YZF−R1用純正部品

シートバッグ装着対策部品。ノーマルのウィンカーはステイが非常に長く、振り分け式のシートバッグとモロに干渉する。そこで登場するのがR1用。ステイが短く、しかも本体は猫と同形式なので、猫を知らない人にはどこがどう違うのか区別できないだろう。このおかげでJTC製の片側換算1万2千円もする「高級」バッグが装着可能になった。

5.シートバッグ:JTC製プレミアムグレードシリーズ(Model No.7985)

ツールボックス。シート左右に振り分けるタイプ。いまやなくてはならない必需品。右側には雨具、左側にはチェーンルブ・空気入れ・ランタンを含む応急処置用ツール一式。残りのスペースはほとんどないので、これ以上荷物を積むことはできない。
取り付けはシートにゴムバンドを巻き、そこについているプラスチック製の連結部品で本体をぶら下げる一般的な方式。見た目はちょっと不安そうだが、これまでに脱落トラブルなし。また、一般的な同形式バッグによく見られる「容量可変」の機能がないことも、お気に入り要因だ。
写真はこちらが見やすいかと。

6.タンクバッグ:JTC製プレミアムグレードシリーズ(Model No.7981)

買い物袋。とにかく丈夫。もう2年になるが、外側がちょっとほつれてきた感じがする程度。破損トラブル全くなし。以前はタナックス製を愛用していたが、ちょっと物を入れすぎるとすぐに角が破れる・ストラップの付け根がちぎれるというトラブルが出て、修理しながら使い続けていた。
一般的なタンクバッグと大きく違う点は、上面が透明でないこと。通行券などをちょっとはさむ部分はなく、中に入っている荷物は蓋を完全に開けないと見えないし取り出せない。強風の日の高速料金所通過時は要注意。ハイカ万円券の残額7千円を紛失した実績あり。

7.ヘッドライトバルブ:スタンレー「レイブリック・ハイパーハロゲン」

イエローバルブである。ノーマルランプに比べて、高速走行時にパッシングしなくても前車が道を譲ってくれる確率が若干高くなる。ところが同様に、いくらパッシングしても絶対に追い越し車線を空けない車に出会う確率も、どういうわけか高まった気がする。
夜道はノーマルランプと比べて若干明るい気がする程度。
振動対策が施された2輪専用品で、今は生産中止・入手不可となっている。

8.シートバッグ:TANAX「フィールドシートバッグ」

リアシートの上に乗っけるタイプの、とにかく大型のバッグ。テント&シュラフ&マットがすっぽりと収まり、さらに数日分の下着・タオル等が積載可能。
このバッグを導入するまでは、泊りがけをするにはテントとシュラフをシート上にネットで括りつけていた。しかし真夏ならともかく、春秋のツーリングでは重ね着するための服が必要になるし、それ以前に旅先での土産が何一つ持ち帰れない。荷物の固定も一苦労する。
そんなの嫌だ!というわけで、たまたま寄ったバイク用品店で値下げされてたコレを見て衝動買い。全体的に安っぽいが、タマにしか使わないんでまぁよかろう。
写真はこちらが見やすいかと。フル装備状態、名づけて”C−SPEC”。


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