カモシカ450キロを駈ける!

2005/6/4

信号ひとつない山道を足早に駆け抜けて「道の駅 ひだ朝日村」に到着。施設内を歩いていると、食堂があった。「中華そば」に誘われて入店し、一杯頂いた。高山ラーメンっぽい麺に薄口醤油味スープの組み合わせ。まあまあでした。
R41久々野から宮峠手前で県道に入るルートで最後の目的地へ。ところが数キロ進んだところで面白そうな農道を発見したのでそちらに逸れてしまう。坂道がキツイが、一旦登りきると、山の稜線づたいに快適な道が伸びていた。しばらく進むと市街地に出た。ケータイのGPSで現在地を確認すると、高山市街への入り口付近だった。

R41を下呂方面に進み、宮峠入り口の大きなカーブ手前で右手にある県道に分かれる。案内標識を確認、7キロ先。またもや急な上り坂。どうも山の上に道の駅があるらしい。
坂を登りきると、目の前にスキー場が広がっている。そこが「道の駅 モンデウス飛騨位山」だった。広大な駐車場はガラガラで、大学生くらいの年と思しき若者がローラーボードで遊んでいた。
道の駅の施設まで少し歩き、中に入って本日3個目のスタンプをGET。そのまま建物を通過して外に出ると、リフト乗り場だった。ガランとした館内の売店では女性スタッフが一人で退屈そうに店番をしていた。
何も見るものがないので足早に外に出ると雨が降り出した。そこにBMWバイクの一団がやってきた。真っ赤なドマニ、真っ白なK1のサイドカーなんてマニアックな車両が混じっている。ドマニは三重ナンバーだったから、鈴鹿サーキット近くのササキさんとこの客かな。彼らもスタンプラリーだろうか。写真を撮りたかったが、雨が強くなってきたので早いとこ山を降りなければならない。彼らも急いでいるようだったし、挨拶もそこそこに再び走り出した。

道の駅 モンデウス飛騨位山 スキー場だがね 石の博物館

山を降りてR41に出たところで一旦雨は小降りになった。しかしやむ気配はない。萩原町内で「ホームセンター」の看板を出している大型のスーパーを見つけ、雨合羽を物色。上下合わせて210円という携帯ポンチョを発見、購入。急場しのぎにはこれで十分だ。
雨はますます強くなってきた。下呂市内をバイパスするトンネルを抜けるともう本降り。防水処理をしていない靴に水がどんどん沁みてくる。と、またもやホームセンターを発見。いまさら濡れた靴に防水処理をしても仕方がないので、安い雨靴を物色。ゴム長900円台を発見、購入。ゴム長を履くのもいつ以来か記憶にないが、これでバイクに乗るのもまた初めての体験だ。靴底が薄いので、カモシカ号のギザギザのステップの感触がもろに伝わってくる。痛いほどではないのでしばらく我慢。

R41で名古屋方面に向かううちに雨は止んだ。「道の駅 美濃白川」に立ち寄り、雨具とゴム長を脱ぐ。何も考えずに荷物を放り込めるトップケースは便利。雨は止んだがもう日は暮れかけている。濡れた靴は乾かない。
「道の駅 ロック・ガーデンひちそう」に立ち寄ってトイレ休憩。建物の軒先がツバメのアパートと化している。ここには「石の博物館」なる施設があるが、さすがに午後6時過ぎではもう閉館している。B級博物館好きな自分としてはちと残念。
美濃加茂まで出たところで本日2回目の給油を済ませ、東海環状道に入る。トンネルを抜け、中央道を越えるとあとはこのままトヨタ国内まで高速一直線。便利な世の中になったもんだ。暮れなずむ高速の上を、メーター読み85〜90キロのスローペースで進んでゆく。車が次々と追い抜いていく。これでもカモシカ号のエンジンは精一杯頑張っているのだ。

やっとトヨタ国の自宅最寄ICに到着。本日の走行距離は、初回給油が240キロ、2回目が200キロ、ただいま70キロ、最初にトリップが60キロだったから差し引いて...450キロ。オフ車で走る距離じゃありません。
これでスタンプラリーのチェックポイントは4/12個所が終了。しかし今日どころではない遠方のポイントがある。伊豆下田までなんて、日帰りできないよなあ。と、本日の写真を整理しながらそんなことを考えているのであった。

−おわり−

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