2003年秋の一人旅

4日目・長湯温泉〜広島

4日目

10月19日(日)

昨晩、久し振りに酒を飲んだせいか、起床時刻は8時を回っていた。着替えて二階の部屋から一階の広間に下りると、もう食事の準備が出来ていた。ぼうっとした頭で朝食を済ませたら少しずつ気分がよくなってきた。
荷物をまとめ、会計を済ませて外に出る。バイクには夜露が降りていて、エンジンはすっかり冷え切っていた。始動にしばらく手間取った後、暖機する間に宿のご主人に写真を撮って頂いた。
旅館 中村屋さん前にて 旅館「中村屋」さんの前で。バックにあるのが町営の公衆浴場。宿のご主人に撮影をお願いしてしまいました。
長湯温泉のホームページはhttp://www.nagayu-onsen.com/
中村屋さんも載ってます。
長湯温泉案内板 直入町総合運動公園の入り口にあった長湯温泉案内板。昨日はこれを頼りに旅館へたどり着きました。
温泉街から県道で大分道に向かう。国道に出るまでは細く曲がりくねった山道が続く。途中、大きなトンネルが見えたと思ったら、通行止めだった。工事中で、10月末開通というようなことが書かれていた。
国道210号線を西へ向かう。ここから大分道の湯布院インターまでは一本道。途中、野菜の無人販売所に設置された自動販売機を見つけ、コーヒーを1本飲んで休憩。その数キロ先がインター入り口だった。
最初は片側2車線だった大分道は途中から対面通行になり、終点近くでまた片側2車線の広い道に戻った。そして初日に通過した鳥栖ジャンクション。直進すると長崎道方面に、九州道方面に分岐した直後には博多・鹿児島方面への分岐が待っていて、標識を確認しながらの慎重な車線変更が要求される。九州道博多方面への道に出たら後は勝手知ったる道のりで、この日の目的地である広島の実家には午後2時頃には到着する見込みだった。九州道に入ってすぐにある基山パーキングエリアで実家に電話したが、誰も出ない。天気がいいからどこかに遊びに行ってるのかもしれない。気を取り直して出発した。
高速道路で一休みの図 中国道 伊佐パーキングエリアにて一休みの図。駐車場とトイレしかない一番貧弱なパーキングエリア。
RSで走っていると、ついつい休憩を忘れてどこまでも走り続けてしまう。いくらBMWでも適度な休憩は必要です。たとえ疲れを感じていなくても。
九州道に戻ってからイベントの少ない巡航が続く。途中、山口県内の中国道・伊佐パーキングエリアでちょっとだけ休憩し、美東サービスエリアで給油だけしてすぐ出発。
山陽道に入って佐波川サービスエリアで昼食を取った。やけに甘辛い牛丼で、残さず食べるのに苦労した。その牛丼があまりに不味かったのと、このままでは到着時刻が早すぎるので、昼寝を決め込んだ。昼食を含めておよそ1時間の休憩。これが広島県内に戻るまでの最大のイベントだった。
やがて広島県内に戻り、宮島サービスエリアに立ち寄って実家に電話した。今度は母と話が出来た。もうすぐ帰ると伝えたらすぐに出発。五日市インターから高速を下りるとものの十数分で家まで到着。この一日はたったこれだけで終了してしまった。

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