購入顛末記2・600ccクラスとの巡り合い

やっぱり逆車しかないのかな。でも大型免許とらなきゃ駄目なんだよな。そんな調子で悶々としていた秋口になって、何の用だったか忘れましたが行き付けのバイク屋さんに立ち寄った時、黒っぽい色のFZ(現行型のFZ400だと思ったんです)がありました。物々しいパニアバッグがついていて、マニアックなヒトがいるんだなぁ、と思いました。
しばらく眺めているうちに、カウルサイドに”Fazer”の文字があることに気が付きました。FZ400にはペットネームなんか付いていないはず。これは何だ? もしかして...
店長に尋ねると、やはり逆車とのこと。排気量は600cc。でもどう見たって400との区別が付きません。その時はメーターまで覗き込まなかったのが残念ですが、カウルサイドの”Fazer”と、多分、スピードメーターのレンジがとんでもないこと以外で区別できるヒトは、あまりいないんじゃないでしょうか?
それはともかく、600ccというクラスに急激に魅力を感じ始めました。
とりあえずヤマハのホームページからリンクを辿ってヤマハ・ヨーロッパの存在を知りました。さらにリンクを辿っていくと...ありました。
”SUPERSPORTS”という聞きなれないカテゴリーに、YZF1000、YZF750、R1、そして先ほどのFazerなどが並んでいました。その中に、”CAT”はいました。
そういえば、雑誌で何となく名前だけは知っていましたが、どんなスタイルか、排気量はいくらかなどはまるっきり頭の中にありませんでした。YZF600R...ということは、こいつも600か。

その後、あちこちの本屋を回って情報を得ようとしましたが、恐ろしく情報量が少ないバイクでした。YZF1000(サンダーエース)と同時期に発表されたということを辛うじて覚えていたので、バイク専門の本屋(リンドバーグ)で、サンダーエース特集号を探して見つけて、頁をめくってみました。しかしサンダーエースが10頁弱の特集を組まれている中に、わずか半頁のスペースに、しかも「いっしょにおいてあったんでとりあえず乗ってみました。まぁ、悪かないね。」程度のインプレッションと、数枚の写真だけでした。YAHOOやINFOSEEKで検索してみても、少なくとも国内のサイトでは情報を得られませんでした。
後のことですが、”MOTORCYCLE ONLINE”というサイトを見つけました。そこには「1997年のベスト600」というようなことが書かれていて、特集も組まれていました。
600ccクラスにはその他にも といった車種があります。
GSX−Rは見た目からして過激なレーサーレプリカで、「学生の頃に銭があったら買ってただろうな」と思いました。でもTZRよりもポジションきつそうなんで没。
GSX−Fなんかは楽そうなポジションですが、外見が気に食わないのでパス。個性的といえば個性的ですね。でも僕の趣味じゃない。
GSFはハーフカウルとノンカウルで、条件に合致しない。RFは400と同じ理由で没。ZZ−Rも同じ。そういえばZZ−Rって、400と600で、あんまり車重が変わらないんですよ。なんで400ってあんなに重いんでしょうね?
ホンダさんは感覚的に受け付けない。僕にとっては教習車のイメージが強すぎるんですね。いいバイクなんだろうとは思うんですけど。
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