購入顛末記3・キャット登場!

1998年も11月になり、仕事が一段落したことがきっかけになって大型二輪教習に通い始めました。京急川崎駅近くの関東自動車学校川崎校。何といっても場所が近くて便利です。とはいっても金曜日の夜と土日だけ。しかも便利がいいということは混んでいて、土日は1時間しか予約できない。そんな状況下、約1ヶ月かかって卒業までこぎつけました。一応、無補習・卒検一発というのがちょっとした自慢です。
詳しい動機教習日記はこちらをどうぞ。
卒業検定の後、速攻でバイク屋さんに寄り、注文を入れました。
”YAMAHA YZF600R THUNDERCAT”
色は黒。納車は早くて1月後半、下手すると春まで。実際はいつになるかわからないということでした。 車両本体価格は85万円! 諸費用込みで100万円前後という話でした。
冬のボーナスが予想外にあったので、即金で払えない額ではない。ローンもちらっと頭に浮かびましたが、蟻とキリギリスならキリギリスを選ぶ!という僕の人生観にしたがって、現金一発払いにすることに決めました。こんな買い物、僕の一生の中でももうないかもしれません。いや、ないでしょう。
年が明けて1999年になりました。と思ったらTZRのエンジンの調子が突然悪くなり、そのまま「帰らぬ人」となってしまいました。直接の「死因」は、YPVSが全開固定のまま焼付いていたことによるデトネーションでした。 カストロールの”TTS Formula”という、500ccで1500円近くもする高級オイルを与えていたんですが、オイルポンプをちょっと絞っていたこと、さらにワイヤーのメンテナンスを半年近くもやってなかったこと、そしてサンダーキャットを買うことを決めてから、これが最後とばかりにぶん回していたことが遠因でしょう。 2サイクル派の皆さん、くれぐれもお気を付けください。それよりも、ギヤオイル(これまたカストロール、だけどDIY店で買った安いやつ)とエンジンオイル(TTS!)が1缶ずつ余ってしまったのが悔しい。 欲しい人はメールでも下さい。ただで差し上げます。その他、M−MAXのリミッターカット(取説なし)もあります。
免停を食らったわけでもないのにバイクに乗れない日々を悶々と過ごしていた2月後半になり、ようやくバイク屋さんから「そろそろ入荷するからお金を宜しく」という連絡があり、諸費用込みで99万3900円!を口座に振り込みました。それから待つこと1週間、こんどは「納車のメドが立ったので連絡されたし」の留守電が入っていて、その日の午後、仕事帰りに店に寄ってみました。すると...。
僕はてっきり「輸入業者からバイクがやってくる日がはっきりしたんで、いついつ頃納車できるよ」という連絡だと思っていたのですが、店の前に立つと、自動ドアの向こうに見えていたのは黒いサンダーキャットでした。 しまった! 天気もいいし、もう組みあがっているとわかってればヘルメット持ってきてたのに! 昼飯だってちゃんと食べてきたのに! と思いましたが仕方がない。
とりあえず、その日はまたがってみて、押し歩いてみて、エンジンを掛けてみて、というだけで帰ってきました。取説だけは先にもらって、夜、ビールを飲みながら眺めていました。
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