カモシカ450キロを駈ける!
2005/6/4
稲武を後にして飯田方面に向かってゆく。途中、1000m級の峠を2つ越える。急勾配では登坂車線に入りながらの苦しい峠越えだ。さすがに空冷単気筒223ccのエンジンでは辛い。交通量が少ないので他車の迷惑にはならないものの、アクセル全開で悲鳴をあげるエンジンは精神的に辛い。去年まで乗っていたBMWが脳裏をよぎる。RSの幻影が音もなく横を通り過ぎ、圧倒的な速度差ではるか前方に消えてゆく。コーナーではサンダーキャットがアウトから軽々とパスしてゆく。
飯田手前でR256に進路を変え、R19木曽福島方面を目指す。こちらもまた1000m級の峠越えである。どうも今日はカモシカ号に相当な無理をさせそうな気がした。峠アタックの前に自販機前で休憩を入れる。
こちらの道はR153よりさらに交通量が少ない。反対側に下りてしまえば観光名所の妻籠宿があって少しは賑やかなのだが、しばらくは関係ない。まったく前後に車がいないのでまったく自分のペースで上っていける。峠のトンネルを抜けて長い下り坂を楽しみ、もうすこしでその妻籠宿というところで観光バスを先頭にいただいた車の列に追いついた。お遊びはここまで。R19までの数キロを、おとなしくバスについてゆく。バスはそのうち妻籠宿の駐車場に吸い込まれていった。
R19も今日は空いていた。いつもならだいたい大型トレーラーが道をふさいで長い車列ができているのだが、今日はそんなこともなく快調に北へ向かってゆく。「木曽の桟(かけはし)」という案内標識を見て川沿いの駐車スペースに止まったが、見えるのは赤い橋だけ。「桟」が何なのかわからないまま写真だけ撮ってそそくさとそこを後にする。
名勝「寝覚めの床」を素通りし、もう少し行った所で左手にある県道に折れた数キロ先に道の駅がある。これが本日の当初の目的地、「道の駅 三岳(みたけ)」である。駐車場には鯉のぼりがたくさん渡してある。もう鯉の季節は終わったはずだが。カープも交流戦で楽天にしか勝てんし...いや、どうでもいいやな。
その「三岳」だが、売店のある小さな建物の隣に結構大きな建物が並んでいる。食堂でもあるのかと思ったが、入り口がどこにもない。どうやら巨大な厨房のようだった。しかも売店は週末のみ営業だと。どうもよくわからないところだ。ちょうど昼時だったので、売店でいなり寿司と煮たまごを買って食べた。
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